「なぞなぞ」です。
「追いかけても、追いかけても、追いつかないものな〜んだ?」
まあ、大人のなぞなぞなので、答えはいろいろあるかもしれませんが、「逃げ水」(夏の晴天にアスファルトの上でよく見られますよね)とか「虹」って小さい頃に一生懸命追いかけた記憶ありませんか?
ところが、今朝、虹をくぐることに成功し、さらに虹を踏んじゃいました!!
正確に言えば車で走行中でしたので、車で(虹を)轢いちゃいました。
もちろん人生で初めての経験です。
早い時間に福島方面から米沢方面に向かって栗子峠を走行していました。
山は、赤や黄色に大変美しく色づき、そこに朝日が反射して光り輝いていました。
私の背後から十分な太陽光が射していますが晴れではなく、霧雨または小雨。
こんな日は虹が出やすいと知ってはいましたが、いくつも虹が現れました。
山の斜面に、谷を渡るように、空を渡るように・・・息をのむ美しさ。
いや、むしろ、「こんなに、あると、有り難みが減るな〜。」というくらい。
虹には最高のコンディションだったのですね、色の一つ一つが非常に鮮やかでした。
水彩画で描く虹のようでした。
しばらく走り続け、いくつめかのトンネルにさしかかったときのこと。
そのトンネルの入り口を覆うように虹がかかっていました。文字通りの虹のトンネル!
絶妙な太陽光線の角度のおかげで、その虹は私が通過するその瞬間まで消えずに見届けることができたのです!
さらに、その同じ瞬間、私の車の前を走っていた車が細かいしぶきを上げながら走っていたので、そこにも太陽光がさして地面近くに小さな虹を映し出しているのが見えました。
後続の私たちはその虹の上をも通過!
なんだか特別の朝でした。
どうして虹が出来るか、ちょっとおさらい。
太陽光は、様々な違う波長の光を含んでいます。いろいろ混ざって白く見える(いろいろ混ぜると黒くなる絵の具とは逆ですね)。
その太陽光が空気中の水分(水蒸気や霧など)を通過するとき、この水分がプリズムの働きをします。
つまり、太陽光が水滴を通る事で、屈折し反射して、各波長成分に「分光され」7色が見えます。
虹は、太陽光の入射角度に対して42度のところで見えます。
普通虹は7色目が認めにくいものですが、今朝は7色目もしっかりと判りました。
今朝は細かな霧に覆われた明るい朝でしたから、こんな幸運に恵まれたのですね。